埼玉県児玉郡神川町神泉地区(旧神泉村)は3方を山に囲まれ、面積の8割は山林が占めている。老朽化した旧宿泊施設に代わって、村有林の桧を内外装にふんだんに使った、冬桜の宿神泉がオープンした。
そのロビーのテーブルセットを依頼された。当初は長さ2メートル程のテーブルを4台ということだったが、スペースが広いので迫力負けしないよう大きいのにしましょう、と提案して長さ4メートルと3メートルのテーブルになったが、あとになってその重さにちょっと後悔した。
桧のテーブルセット
テーブル幅 78cm 高さ 75cm 長さ 380cm 1台 300cm 1台
ベンチ 幅 32cm 高さ 40cm 長さ 100cm 13台
テーブルの天板とベンチの座板の材料は、用意されたもので間に合ったが、脚の材料がない。出来れば天板や座板より太い材のほうがどっしりして格好がいい。そこで製材所のおじさんと、村有林へユニックで出かけた。
山には木を切り倒した後製品にならなかった根元部分の丸太が放置されている。長さも70cmから90cmぐらいで丁度いい。
これをしこたま運び出して製材し、脚部に使用した。
地元ならではのアドリブ的なやりかたであった。
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